草抜き&障子貼り

この日はだんだん天気が悪くなるということで、朝のうち畑(にする場所)の草抜き、のち障子紙をはがして貼る作業をやった。(aki)

 

この写真のあちら側へと下り傾斜の畑地が1アールぐらいあり、背の高い草(セイタカアワダチソウ?)がびっしり生えている。

ひたすら抜く。根元を持ってゆすってやるとスポッと抜けるが、茎が枯れていて折れることもある。大体は太い根が15㎝ぐらい曲がっているのだが、直根30㎝ぐらいのもある。セイタカアワダチソウだと地下茎が残って駆除に何年もかかるという話を見るが、ここのは地下茎でつながっている感じはしなかった。

しかし、ものすごい粘土質でびっくり。傾斜があるので砂質のが流れてしまって残ったのが粘土質なのかなあ。畑作業に力が要りそうだ。

抜き終わるころに雪が降りだし、屋内作業へと移る。

障子はがしの残り。これが結構時間がかかる。はがした後のそうじも細かい作業だ。寒い中もくもくと進める二人。

玄関から10畳の和室3つまで仕切りなしのまま作業していたが、少しずつ仕切っていく。今日は玄関から上がったところの戸に障子紙を貼って取り付けた。

二人に障子をまかせて、私はその他、適宜そうじしたり、LDKでくつろげるようにしたり、整頓をする。作業しているうちにまた汚れたり配置し直したりするのだが、だからといって荒れた状態にしておくと完成していく気になれないのだ。

バックパッカーズをオープンするためにビジネスホテルを改修するとき痛感した。ここも直したい、あそこも入れ替えたいと、壊したり取っ払ったりするのは簡単なのだが、作りこむのは時間がかかる。ごみ、作りかけのもの、これから作るべきものが混在するカオスの中で作業すると、気持ちが盛り上がらないし、ごみだか手直しするものだかわからなくなり、担当者以外は手出しできない。そんなのがごろごろしていると担当者がだれだか、そもそも担当者がいるのかどうかもわからなくなる。

なので、不完全ながらも使える形にして行きつつ進める。そうやっていつまでも工事中みたいな森と水バックパッカーズになったのだが、いきなり多額の投資をしないで早く進めるにはよかったと思っている。乙も、5月いっぱいで最初の改修を終わらせるが、不完全なところだらけになるのは間違いない。毎年、そのときの入居者や森と水スタッフによって少しずつ変えていくことになる。

午後は雪が降りっぱなし。関東では3月の大雪となったこの日、乙も帰るころには冬景色だった。